早朝フィッシングへ出かけることにした。 強風注意報が出ていて、昼前から時化る模様。 午前6時に出港した。この時期ならではの早出。
昨日からの凪がまだ続いていて、 曇り空の微風がやさしく頬を撫でていた。 実に気持ちの良い日和だった。
船の動きは緩慢で、1.0kmを超えることはなかった。 小型のイトヨリダイが2尾。 ムニエルには微妙な大きさで、リリース。
3尾目はようやく、切り身サイズの良型がコンタクトした。 これで、二食分の切り身を確保。 イトヨリダイは、最高に処理しやすく、
使い勝手の良い魚で、色も味も秀逸。 薄切りにしてしゃぶしゃぶにすると旨い。
あとは、キュイーーン。を味わえばそれでいい。
しばらくすると、ぐい、ぐいっと追って来て、 がつっと鈎掛かりした。キュイ、キュイとわずかな糸出し。 どうかジャッキーでありますようにと願ったが、
42cmの小型マダイ止まりだった。ざんねん。
しばらく、ぐいっとプレコンタクトが数回あって、 なかなか鈎に乗らない事態が続いていた。
うーん、この条件じゃあなあと、諦め気分だった。
出船続きで、少々くたびれモードだったので、 早く釣れることを望んでいると、
干潮前の潮が動き始め、 船流速度が、1.2kmになっていた。
おっ、そろそろ、来る頃だなと期待していると、
フォールで、糸をひったくるようなアタリがあった。 そのまま速めにリトリーブすると、 ギュイーーーーーン。が出た。
もう一度、ギュイーーーーーン。 その後は、キュイーーン。にトーンダウンし、 良型であることが察せられた。
慎重にやり取りをして、
思惑通りに、いいサイズのマダイが上がって来た。
やはり、良型だった。
この本命は、メスらしい強い引きを見せつけた。 体型が良く、オレンジのアスタキサンチンたっぷりだった。 このようなマダイは、特にパワーがある。
ちょうど二時間が経ち、大物も釣り上げたし。 そそくさと、道具を仕舞い、帰港の途に就いた。 前代未聞の午前8時の納竿となった。
ほどほどな活性は本日も続いていたようだった。
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