南風が強く、おまけに長潮と、 かなりの低条件が予想された。
南風の大ダイポイントでリトリーブしたが、 まるで掛からない。
すぐに移動。ここも南風でもよくアタるはずだった。
さっそく、ギュイーーーン。が出た。 キュイーーン。キュイーーン。
と、よくドラグが唸っていたので、良型はあるだろうと、 思っていると、その通りの型が上がって来た。
65cmの良型のオスだった。
今日の条件では、おそらくこのくらいが最大だろう。
その後は、活性は良いのだが、食い渋り。
プレコンタクトが多くなっていた。 そこで、一計を案じ、奇策を実行することにした。
二年間近くも船を流していなかった、
とっておきのポイントに行くことにしたのだ。 二年間というと、ほぼ未踏地に近く、 タイラバにスレていることはないだろうと思ってのことだった。
水深が40m台でも大ダイがコンタクトする、 唯一のポイントとである。 遠いというのがいちばんの理由で、 ここまで来なくても、
じゅうぶんな釣果に恵まれていた。
予想通りここでは頻繁にアタリがあった。 ほぼ入れ食いに近かったといってよいだろう。 54cmのメスの本命が鈎掛かりした。
まことに美しいメスで、リリースの対象である。
さらに、ギュイーーーン。が起こったかと思うと、
プレミアムフィッシュである、マハタがコンタクトした。 体長55cmという、大きさには目を丸くした。
続けて、ジャッキーがコンタクト。
あまりに強い引きがあって、一瞬で瀬切れ。
続いて、ギュイーーーーーン。と、 大ダイらしき釣果音が流れ、 これは、単純な鈎外れだった。
そのほか、鯛ラバでは珍しい、 40cmオーバーのイサキを掛けたり、 良型の、今日二尾目のマハタをランドオンしたりした。
目ぼしい釣果の隙間を縫うように、 いい型のイトヨリダイもぽんぽんと釣れ、 飽きることのない、激釣な状況が続いていた。
二年もタイラバを流さなければ、 こんなにも食いが良くなるものかと感心した。 明日からまた二年間空けて、
再来年、機会があれば、来てみようと思う。
|