6月8日

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きのうは、突風が吹き荒れ、
雨も良く降り、大時化だった。
冬の厳寒期を思い出し、身震いがした。
島に吹く風は、半端ない。

その余韻が残っていて、かなりのうねり。
強風注意報が出ていたが、
北西風だったので港前は穏やかで、
出港できない訳ではなかった。

当然、沖へは行けず、港近くのエリアでお茶を濁す。
ところが、条件が好かった。
条件ばかりでなく、魚族の活性が高く、
一投ごとに何らかのアクションがあって、
プレコンタクトが頻繁に発生していた。

プレコンタクトが多くても、
食いが渋いこともよくある話だが、
今日は、違っていた。
条件も食いも好かったのだ。
船は適度に流れ、インクラインで、潮ボケなし。
だったら、食わぬはずはない。

ぐいっ、ぐいっ、がつん。コンタクト!
大物らしく、始めはタイラバをなめていて、
首振りのみで鈎を外そうとしていた。
大ダイにはよくあること。
くるぞ、くるぞと思っていたら、来た。

ギュイーーーーーン。

やっぱりな。これは大ダイだろうと、
ていねいにポインピングをしながら、
釣果音には指ブレーキで対処しつつ、
魚体を海面に向かわせた。



体長68cmのオスの準大ダイだった。
これは、お土産にすることにした。

これは、また来るな。と思っていたら、
がつ、がつっ、がつん。コンタクト!
キュイ、キュイと僅かに糸が出ていた。
キロ級かなと予想していると、キュイーーン。が出た。
キュイーーン。キュイーーン。とよく引いた。
先ほどのより重かったが、引きは弱い。
産卵に疲れたメスの大ダイだろうと思った。



予想通りのメスが姿を見せた。
またしても、69cmの準大ダイ。
産卵をすっかり終わらせたかのように、腹ぺちゃだった。
天然生簀に放流となった。
7月にもなれば、体力が回復し、
メスの大物らしい素晴らしい引きをしてくれるだろう。

風は収まる様子はなく、うねりの中の作業で、
足腰が疲労していた。
わずか、一時間の釣行だったが、
準大ダイ連発に気を良くしての帰港となった。



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