今日で、凪十連続。 二桁続けての出港は、覚えが無い。 冷蔵庫の冷凍室は、既に満杯で、 立錐の余地もない。従って、いつものリリースデー。
釣果音が一度聴ければいいかなと、 のんびり出港することにした。
月曜日ということもあって、船はまばら。
昨日の大ダイポイントへ向かおうと思ったが、 大型漁船が轟々と何やら漁をしていた。 音にも敏感なマダイは釣れないだろう。
ずっと手前で船を停め、釣りを開始した。 無風ベタ凪流れは0.0kmという、 完璧なまでの悪条件だった。
ところが、根魚三連発。どれもまあまあのサイズだった。 根魚でもリリース。キロ級でも同じだっただろう。 冷凍室に入らなけらば致し方ない。
しばらくすると、僅かに風が出てきて、 バーチカルだったラインがややインクラインになった。 すると、フォールでコンタクト!
なんだか、キロサイズのようだった。 もうちょっと大きいかなと思えるような釣果音があった。 キュイーーン。
重量感があったので、良型かも知れないと、 やや慎重にやり取りをしていた。 すると、突然、ギュイーーーン。とパワーアップ。
なんと、これ、大ダイだったのだ。
産卵で体力を消耗していたのだろうか。 メスの大ダイらしからぬ引きだった。 体長は、70cmちょうどだった。
この時期の大ダイは、完ぺきな大ダイ流れでなくても、 何らかの変化が生じれば、このように掛かることもある。
空腹な状態なので、捕食スイッチが入りやすい。
美しい後ろ姿を残して去って行った。
さてと、大ダイも釣ったことだし・・・。 肘の腱鞘炎もやや痛いし、・・・。 もう、ひと踏ん張りして帰るとするか。 余裕のフィッシングとなった。
すると、・・・。 またもや、フォールでコンタクト! ギュイーーーン。ギュイーーーン。 いや、キュイーーン。程度か。
それにしてもこの魚はよく引くものだと感心していた。 中層でもキュイーーン。上層まで上げても、キュイーーン。 これは、もしかして、・・・。
あちこち走り回るので、船上を忙しく移動した。 バサッとすくったのは、68cmのヒラゴだった。
ブリのような体型だが、確かにヒラゴ。
うーん。リリースするか迷ったが、 サイズ的にぎりぎり切り身が冷凍室に入るかも知れないと、 〆て血抜きをし、いちおう、神経締めも施した。
青物は血液が多いので、血抜きが大切だ。 寄生虫が身に移動するので、 内臓もすべて取り除いた。
サイズの割には、タフなやり取りを強いられたので、 くたくたになっていた。 全身が疲労物質で覆われてしまったようだ。
これにて、納竿!
釣行時間は二時間だった。
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