船が動かず、どこへ行っても0.0km。 あちゃ、こりゃだめだ。と思っていた。 目ぼしい所をランガンしてみるも、 反応は、プレコンタクト止まり。
チダイが二尾、鈎掛かりしたのみ。 このところ、チダイがよく掛かるのは、なぜ?
頻繁移動は、いい加減あきらめて、 あるポイントからの放浪流しをすることにした。 穏やかな天候に気分は癒されていた。
ただ、黄砂が舞い降りて息苦しかった。 PM2.5プラス黄砂に降参。(ギャグ)
長い間の、0.0kmという船流速度が、 干潮直後の潮の変化で、 0.9kmほどで流れるようになった。
最大、1.1kmと、大物のコンタクトは望めそうもない。 しかし、動かないよりはずっといいはずだ。
がつ、がつっと本命が動いた。
キュイーーン。とわずかな釣果音。 ようやく、51cmの中型がコンタクトした。
続けて、がつん、ぐいーん。
キュイーーン。と、先程よりサイズアップな釣果音。 55cmの同じく中型がコンタクト!
まだまだ、卵を抱えているらしく、
腹がぱんぱんだった。 しっかり子孫を残してくれよおと、やさしく、リリース。
三十分ほど船が動いてくれたその時間帯のみ、 中型がコンタクトしたのだった。
その後はまた、潮が緩んでノーコンタクト。 この低条件で本命二尾なら上々の出来だ。
苦労はしたが、美しいマダイの姿を拝めて、
心が満たされながらの帰港となった。
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