月21日

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ほぼ無風のベタ凪にての出港。
本日は長潮で、もっとも潮の流れが遅い。
釣果は潮によって大きな違いになることはあまりないが、
この長潮だけは例外で、
よほどいい風が吹かないと、
本命ボウズの可能性が高い。

やっぱりな。と思った。
どこを流しても、速度表示はほとんどが0.0kmだった。
時折、0.9kmなどという嬉しい表示も確認したが、
あれっと思っている間に、0.0kmに戻っていた。
潮は安定して流れないと、釣果は望めない。

プレコンタクトはあった。
覚えているだけで、5回もあったので、
いずれは、鈎掛かりしてくれるだろうとは思ったが、
こうも船が流れないのでは、それも難しい。
水温は15℃台と、なかなか上がってもくれない。
16℃になると、
水温によるマイナス原因からは脱却する。

あちこち移動したが、
めぼしいポイントはすべて、
嫌になるくらいの、0.0kmだった。
わずかに流れた時に、チダイがコンタクトした。

二時間近くが経ち、
天候が良く、PM2.5も少ないので、
これなら、長時間でも大丈夫かなと、
腱鞘炎の悪化をも覚悟した。

ところが、である。
前々回のゲスト釣行で、
良型が連続コンタクトしたポイントを流していると、
0.0kmのバーチカルであるにもかかわらず、
アタリがあった。
少し追いかけて来たのが分かり、
またもやプレコンタクトで終わるかなと思っていると。

がっ、がつっ、ぐいん。キュイーーン。
ハンドルを回すと、またもや、キュイーーン。
元気よく、三度の釣果音を聴いた。
型はさほど大きくはないだろう。
キロ級くらいだろうか。本命のようだが。
と、する必要のないポンピングで、
サイズを判断しようとしていた。

魚影が見えると、意外に大きかったので、
急いで玉網を握った。



55cmの中型マダイだったが、
さも、白子が満杯といったお腹をしていた。
へえー、こんな条件でも掛かるんだと感心。
たいへん元気のいいオスだった。

せっかくの白子マダイなので、
丁寧に処理をして、海水に浸けたまま、
急ぎ港へ戻ることにした。

一日一尾。(いちじついちび)
前回と同じ、二時間の釣行だった。




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