月3日

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気象庁のデータによると、
海面水温が、1度上昇していた。
これは、地上での3度分に相当する。
この水温アップで、活性が高まるのを期待した。

北西風で、白波混じりの海面だった。
沖のポイントへ行くにはためらいがあった。
港から10分ほどの近場で船を停めた。
風に乗って、船は1.6kmで流れていた。
ぎりぎりのところで潮ボケが生じない速さだった。

なんとなく、必釣の予感がし、
胸の高鳴りを抑えられずにいた。

すると、ファースト・リトリーブでいきなりのコンタクト!
ギュイーーーン。
まさかと思っていたので、
心の準備ができていなかったので、
かなり慌てた。

ギュイーーーン。は二度、三度続いた。
ヒラマサかと思ったが、瀬切れは無かった。
ギュイーーーン。はしばらく続き、
やがて、キュイーーン。と、やや大人し目になり、
ポンピングをしながら、魚を海面に誘導した。



典型的な婚姻色のマダイだった。
体長65cmの良型。
予感通りに早速のコンタクトだった。

ただし、朝一番のうれしい収獲の後、
それから、ずっと無反応ということもよくある話で、
結局は、長時間釣行を強いられて、
この一尾のみだったということになるかも。

始動点をややずらして、船を流した。
すると、またもやコンタクトがあった。
キュイーーン。といういい釣果音が再び響いた。
キュイーーン。キュイーーン。
ああ、いい音だなあと、今度は余裕のやり取りだった。



60cmちょうどの良型だった。
でこっぱちなオスだった。
ひと回り小さいマダイだったが、ほどよく愉しめた。

二連発ということは、おそらく高活性だろう。
そう判断して、同じエリアで船を流すようにした。
再び、始動点をややずらして、流し始めた。
まったく同じコースにすると、スレが来やすい。

がつんとアタリがあって、鈎に乗った。
糸が出なかったので、小物だと思ったが、
くいっ、くいっと度々竿を曲げて、
40cm級の 小型マダイが上がって来た。

丁寧に鈎を外し、リリース。
船を立て直し、もう一度流すことにした。
すると、またもや、コンタクト!
キュイーーン。は短いが、今度は本命だと感じた。
スプールから糸が逆回転して出るのが、
鯛ラバという細じ掛けの釣りの一番の醍醐味である。
今日は、既に三度も味わった。



体長54cmの中型マダイだった。
メスだったが、内臓がはみ出してしまったので、キープした。
島の友人へのプレゼントにしよう。

今日は、船を四度流し、
そのすべてにコンタクトがあった。
良型二尾、中型一尾、小型一尾の収獲。
やはり、思っていた通り、高活性だった。

本命が三尾釣れれば言うことは無い。
まだまだ、釣れる雰囲気ではあったが、
もうこれ以上は、いいだろう。
二時間ほどの短い釣行だったにもかかわらず、
桜鯛の強い引きを堪能することができたと思う。



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