2月25日

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北北西の風3mが続くという予報だった。
2〜3mがドテラ流しにはちょうどいい。
期待を込めて出港したのだが、予想外に、
風が強く、時折5m以上と思われる突風が吹いていた。
ゲストが乗船していたので、
昨日の調査釣行に基づき、ポイントを決めていた。
しかし、昨日と同じような白波も立ち始め、
今日も、二時間未満という短時間釣行に終わった。

海上での短い滞在にもかかわらず、
ゲストは、しっかりと釣果をあげていた。
まずは、本命まであと少しの小型マダイ。
それなりに釣り応えはあったらしく、
笑顔で「久しぶりにマダイに会えてうれしい。」と語っていた。

次は、良型のイトヨリダイ。
この魚のムニエルほど旨いものはない。
丁寧に処理してクーラーに収めた。

そして、キュイーーン。
キュイーーン。キュイーーン。と、数回ほど、
いい釣果音が鳴り響いた。
竿は大きく弧を描き、
かなりのサイズであることを表現していた。
マダイの引きの楽しさを十分に味わっているようだった。
釣果音は、船長の耳にもしっかり届いていた。

姿を現したのは、良型のマダイだった。
久しぶりに見る、準大物に、
ゲストのよろこびも、更に深まっていたであろう。



マダイは、背びれをピンと伸ばしてポーズを取っていた。
食べごろサイズのオスだった。

白波がいよいよ目立つようになり、
かなり危険な状況になってきたので、
港へ引き返すことにした。

厳寒期にしては、めずらしく活性が高かったので、
やや残念ではあったが、
良型が釣れたことだし、納竿にためらいはなかった。
船長は本命ボウズだったが、
ゲストに釣果があれば、それでいい。

港でさばいてみると、
白子は、まだまだ小さくて、
産卵はかなり先であることを物語っていた。



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