1月31日

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風は弱かったが、
うねりが残っていて、体幹鍛錬となった。
水温が更に低下している。

巻けども巻けども反応が無い。
二時間で、グッと来るような魚信が僅かに二度。
しかし、鈎に乗ることはなかった。

予想はしていたものの、
こうも渋くては、疲労感も増してきた。
おまけに曇天の暗い一日で、
今にも雨が降りそうな雰囲気だった。
雨が降れば、完全ボウズでも帰港するつもりだった。
それほど、寒かったのである。

業を煮やして大幅ポイント移動。
あちこち目ぼしいエリアを徘徊するも、
やはり、渋かった。
魚信すら感じられず、魚たちは、
低下直後の水温に慣れるまで、
じっと我慢していたのではないだろうか。
釣り人も魚もじっと耐える釣行日だった。

三時間が過ぎたところで、
早くも、最終流しの時刻となった。
水温低下でも元気なヒラマサを狙おうと考えた。

ヒラマサポイントを流していると、
さっそくアタリがあった。

ぐい、ぐいっ、キュイーーン。コンタクト!
キュイーーン。と、二度、釣果音が鳴った。
よし、ヒラマサだ!と直感した。
指ブレーキを掛けることもなく、ごり巻きすることができた。
ああ、これは、ヒラゴサイズだなと、
余裕を持ってやり取りしていた。

だが、ヒラマサは、海面に浮いても油断ならない。
しっかり空気を吸わせ、弱らせてから、
玉網を持って、ネットインに成功した。



70cm弱のヒラゴだった。
ヒラマサはブリとちがって、小型でも旨いので、
これは、切り身にすることにした。
マダイほどではないが、色々なレシピに合う。
ただ、ずっと食べていると、飽きが来る。
刺身とカマ焼きはマダイより上だが、
その他のレシピでは、マダイのほうが旨い。

これでようやく完全ボウズは逃れたと、
安堵のため息をついた。

さて、それでは、これでラストフォールにするかな。
と、船を始動点へ戻した。
すると、がつん、キュイーーーン。
おおっ、ヒラゴの連発だとよろこんだ。
のも束の間、一度の釣果音の直後に、
無念の鈎外れとなってしまった。

まあ、よくあること。
仕方ないなと、仕掛けを仕舞い、
帰港の準備をした。

結局、コンタクトはたったの二回しかなかった。
いずれも、ヒラゴ。
本命は、気配すら感じさせてくれなかった。
厳寒期は、こういうことが多いので、
慣れっこになってはいるが、・・・。

ああ、
美しいパールピンクが見たかった。

それにしても、今季はヒラマサのコンタクトが多い。
と、感心している。
釣三丸スタンダードを確立してからは、
特に、その傾向が強いようだ。
このスタンダードでゲスト2名が、
計三尾を年末年始に釣り上げた。
ネリゴ、シマアジ、シビ、ヤズなどの小型青物も、
すべて、スタンダードのよる釣果だったので、
ちょっと、おどろいている。



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