風速はずっと1m。 微風もしくは無風状態で、 潮の動きも鈍く、魔の0.0km表示が続いていた。
嫌な予感がしていたが、
ぽつり、ぽつりと退屈しない程度にアタリがあった。 船が動いていれば、激釣とまではいかぬまでも、 かなりの釣果があったのではないだろうか。
低活性ではなかったようだ。
まずは、ヒラゴ。(画像省略) キュイーーン。が何度も出て楽しめた。 70cm程度でもよく引くので面白い。
今季はヒラマサがよくコンタクトしてくれるので、 大ダイに備えてのやり取りの練習になっている。
次に我らが本命。 中型だったが、いい引きをしてくれたので、 それなりに満足した。
いつものように美しいメスのマダイだった。
魚の中の魚だなと、いつも思う。
三尾目は、ホウボウ。 釣り上げると、卵があふれ出た。 島の魚たちの先頭を切って、
産卵期に入っているらしい。
次に釣れたのは、アオハタ。 根魚はしばらくぶりで、 大好きなウッカリカサゴかと思うくらい、
重量感があったが、意外にやせていた。 ベイトが少ないのだろうか。
五尾目は、シビ。(マグロの幼魚) 一月に入って三尾目。
時折、ヒットするようになった。 ペンペン(シイラの幼魚)のようなおかしな引きをする。 竿先がしびれているかのように、 ビリビリと震えていた。
なるほど、だから、シビなのか。と思った。 熟成に4日かかるので、シビという説もあるらしい。 一度食べてみたが、まあまあといった程度。
その後は、誰かにあげている。
最後は、もぞもぞっとした、 得体の知れぬ引きをするなと思っていたら、 スルメイカだった。
煮付けにするとたいへん旨いが、 今日は、リリース。 足ではなく、口の中に掛かっていた。 スルメイカは、どん欲だ。 島では、これから防波堤でも釣れるらしい。
六目釣れたところで納竿とした。
本日はオールリリースデーだったので、 すべて、我が、天然生簀に放流した。
穏やかな、いい日和で、 様々な魚種と出会い、
愉しい時間を過ごすことができた。 こういう休日のような釣りもいいものだ。
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