今日で六日連続のゲスト釣行となった。 この時期、珍しいくらい出船が続いた。 しかも、年末年始とあらば、 海の神の心遣いとしか言いようがない。
昨年も年始は、四連続の出船だった。
愛艇は、ノンエソ海域を目指した。 昨日より海は穏やかで、気持ちの良い釣り日和。
船の流れが芳しくなかった。 0.0kmが続く。 狭い範囲であちこち移動するも、アタリは無し。 本命どころか他魚すら掛からない。
頼りのアオハタも、イトヨリダイも掛からない。 活性がかなり低い。
矢も楯もたまらず、やや大きく移動する。 そこでも、ほぼ無反応。
わずかに、一、二度、ぐぐっとはきたが、 鈎に乗ることはなかった。
さらに、移動。 とにかく、潮が流れず、船が動かない。
籠網の旗を目印にして、 そこからの動きを目測していたが、 赤ん坊の這い這いレベルの流れしかなかった。
ほんの少し動いたと思ったところ、
ゲストに、アタリがあり、鈎掛かりしたようだった。 ほっと胸を撫でおろしつつ、やり取りを見守った。
上がって来たのは、ジャスト50cmの本命だった。
次に、船長にヒット! だが、糸は出ることはなく、
小型マダイかなと思っていると、ホウボウだった。 さらに、ゲストにもホウボウが掛かった。
やや活性が上向いたと思い、 しばらく粘ったが、またもや食い渋り。
満潮近くになったので、 最初のポイントへ戻り、青物をねらってみるも、 まったくの徒労に終わった。 魚影はあるのだが、 今日は、青物も低活性のようだった。
かろうじて、船長に40cmサイズの、 小型マダイがヒットしてくれたのが救いだった。
釣れねば、時は早く過ぎるものだ。
既に実釣五時間となり、最終流しの時刻になった。 一度だけ、フォールでアタったが、 鈎掛かりすることはなかった。残念。
これまでのゲスト釣行での最低記録は、 二人でそれぞれ、ホウボウ一尾ずつというものだった。 今回、そういう可能性もあったが、
中、小型のマダイが一尾ずつ追加されたので、 なんとか、最低タイ記録は免れた。
珍しいほどの低活性ではあったが、
新春の穏やかな島の海に、 たっぷりと癒された。
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