冬の連続釣行

2013年1月4日から8日まで、
五日間の連続釣行でした。
早起きして支度をし、港へと向かいました。
冬は朝夕の方が活性が高いのです。
夏もまずめがいいのでしょうけど、
島では、昼間でもよく釣れました。
冬は昼になるとがくっとアタリが減っています。

タイラバは、ある程度活性が高くて、
しばらくの間、マダイがタイラバを追ってくれないと、
なかなか鈎掛かりしません。
水温低下直後は特に、活性が低く、
なかなか追いかけてきてはくれません。

ぐっときて終わりとか、
ぐぐーっときても鈎に乗らなかったりと、
そういう前アタリは何度もありました。
いちおう、タイラバに近づいてきてはいるようでした。
もっと活性が低い場合は、
タイラバにも無関心でいることもあるほどです。

そういう低活性の中、
結果、キロオーバーのマダイを7枚釣り上げたのは、
やはり、タイラバ・マジックの
真価が発揮されたということでしょうか。

マダイの引きは、夏も冬もあまり変わりません。
かえって冬の方が引きがいいと思うこともあります。
寒くてあまり動かず、
危険を感じたら、貯めていたエネルギーを
一気に使おうとしているのかも知れませんね。

イトヨリダイは、丸々と太っていて、
すべてが良型でした。
この時期、マダイより美味しいのではないでしょうか。
低温にも強いらしく、
早巻きでも食ってきました。
マダイは、高速リトリーブでは、
追いかけて来ませんでしたね。

港へ戻ると、魚をさばいて切り身を作りました。
この頃は、マダイやイトヨリダイの切り身料理をよく作ります。
冬の魚は特に美味しいですね。
毎日食べてもまったく飽きが来ない。
毎日食べるなんて、人生初のことです。
肉がまったくいけなくなりました。

正午前に納竿し、さばいて船の清掃をして、
途中で買い物をして、
別荘には午後二時前に戻ります。
ロッドとリール、仕掛けを水洗いして仕舞います。
切り身の骨を抜いて、ラップにくるんで冷凍室へ。
クーラーとその他をきれいにして定位置へ。
風呂をわかして入り、残り湯で洗濯して干します。

そこでようやくほっと一息ですね。
時刻は午後の四時です。
こたつに入ると、突然の睡魔に襲われ、
気が付いたら、暗くなり始めています。

こりゃ、いかんと、慌てて夕食の準備。
ごはんを電子ジャーにセットして、
切り身料理を作ります。
うまっ!と言いながら食事を終えて、お片づけ。
珈琲をすすりつつ、鯛ラバ.net の更新記事を書きます。
とまあ、このように一日が駆け足で走り去っていきました。

連続釣行のあと、時化て出港できません。
釣りの無い日は、ゆったりのんびりですので、
ちょっと、ほっとしています。
凪でも疲れていたら沖に出なければいいんです。
仕事ではないのですから。

しかし、出れるならば出る。
というのがすっかり習慣化されていて、
自分の意思がはたらかない、
無意識の行為のようなのです。
半年の間に、凪げば沖に出るというのは、
まるで、自律神経のように、
意識しなくても動いてしまうという心を作ってしまったようです。
我ながら、滑稽でもあります。



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