平均釣行時間の減少

一日のリトリーブの時間が、
だんだん短くなっている気がする。
最近は、平均二時間。
以前は三時間くらいだったので、一時間も減った。

二時間と言えば、ほとんど散歩。
朝、家を出て、午前中には戻ってくる。

それでも、満足している。
次の日が時化そうだから、もう少しやろうとも思わない。
何とぜいたくな話だろうか。

体力が衰えたという訳ではない。
美味しいマダイを毎日のように食べているおかげで、
筋力が充実して、今でも太ももが成長している。(笑)

では、なぜか。

以前から、45cm1kg以上の本命を釣れば、
その日の釣りは、よしとしていて、
それは今も変わらないが、
二時間を超えていなければ、
もう少しやってみようかという日が多かった。

この頃は、時間が経っていようがいまいが、
本命が糸を引き出す釣果音を、
一度でも聴くことができたら、すっかり満足してしまって、
モチベーションが下がるのである。
55cm以上の本命となろうか。

そのサイズ未満であれば、
ほとんど釣果音は聴けないので、
本命であっても、釣りを続けることが多い。

もうひとつの理由。
これが大きいと思うのだが、
釣三丸スタンダードにようやくたどり着いたことだ。
この仕掛けを使うと、
早々と釣れてしまうことが多くなった。

試行錯誤を積み重ねて、四年。
これならば、まず大丈夫というレベルに仕上げた。
季節を問わず、各種の条件を問わず、釣れる。
もはや、仕掛けについてあれこれ悩むことはない。

自信があると、不思議なことに、
その仕掛けが、魚を呼び寄せる。
釣り人の発する「気」が竿と糸を通して、
海底まで届いている。
そのように感じてならないし、
実際に、ヒット率が上がったという事実は確かにある。

もちろん、良くない条件が重なってか、
いつまでも、釣れない時もある。
その日は、信じてやってるがゆえに、大いに苦労する。
おかしい、釣れるはずなんだがと思いながら、
ポイントをあちこちと動き回る。

そういう日もあることも面白いと思う。
自信がある仕掛けでも、
自然の条件が良くなければ食わない。
それを知ることも、また、愉しいことだと気が付いた。



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