ふきのとう
別荘の庭にいつの間にか、ふきのとう。 もう食べれぬくらいに育ってしまっていた。 苦みがあまり好きではないので、
食べごろであったとしても、見過ごしてはいただろう。 大家のTさんが植えたということでもないらしい。 おそらく、自生だと思われる。
今朝(2015年3月11日)の室温は、3℃。 厳寒期並の気温だが、 縁側から差し込む光が春らしく眩い。
晴天なので外へ出てみると、
ポカポカと暖かい。 遠く沖を見ると、 海面がきらきらときらめいていた。
ぼちぼちウグイスも鳴き始め、 辺りはすっかり春めいて、
様々な生き物は、低温にも負けずに始動している。 彼らは、気温よりも日差しの強さに反応しているかのようだ。
春先のもう一つの定番である水仙も花を付けていた。
この水仙もまた、自生である。
石垣の割れ目に根を張り、 逞しくも健気に白い花を太陽に向けていた。
今日で丸々二週間の時化。 これだけ長く続くのは珍しい。
記録を辿ると、昨年の二月に、 連続18日間の出港不可な日々が続いていて、 それ以来の時化の長期化となった。
漁師も沖に出れず、
大変困っているという話を聞いた。 島の海は、台風以外では必ず出船するという、 定置網船のみが、出漁している。
いくつかの移動性高気圧がやってくるという予報だが、 台風並みに発達した北の低気圧の影響で、 九州の上に高気圧の中心があったとしても、
風が予想以上に強く、 出港ができない日がまだまだ続きそうだ。
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