冬景色・2015年元日
2015年元旦の朝、戸を開けると、 うっすらと雪景色だった。 空はどんよりと曇り、島の海は白波がおどっていた。
島で雪が積もっているのを見たのは、 三度目の冬にして、初めてのことだった。 滅多にない、冬景色を画像に残そうと、
デジカメを手にしてしばらく外にいると、 体感温度は、たしかに氷点下だと感じた。
昨日は、再び大家のTさんが屋根にのぼり、
浮いていた2枚の瓦に専用接着剤を施した。 風が強いから危ないですよと言おうとしたが、 帰省しているTさんの息子もいたので、 工事をしてもらうことにした。
暴風雪警報は、長時間続くが故に、 短時間で過ぎ去る台風より性質(たち)が悪い。
室温はこの冬の最低気温を更新し、1℃。 ううっ、寒い。という言葉が口をついて出た。 家の防寒の切り札である炬燵に入っても、 足先がなかなか温かくならない。 1℃は、一日中続いていた。
午前中、元旦早々遊びに来てくれたHさんも、
いつもなら、土間に腰かけたままなのだが、 さすがに寒いとあってか、 炬燵に招き入れると、腰まで深々と身体を入れた。
そして凍えるような室内で、 釣り談義に花を咲かせながら、 二時間ほどのおしゃべりを楽しんだ。 働き者のHさんも、正月は数日は休まれるそうで、 暇でしかたないとぼやいていた。
午後になってようやく暴風雪警報は注意報となった。 12月からつぎつぎと押し寄せる寒波。 エルニーニョはどうなったんだ。暖冬ではなかったのか。
などと力んでみても、仕方ない。 1月中旬からは気温が平年よりも、 やや高めになるという予報を信じよう。
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