睡眠と楽園

あるデータによれば、
夜中にトイレに行く人は、中高年では7割にも達するという。
夜間頻尿の場合、
昼間の仕事能率が大幅に低下するらしい。
できる男は、何より睡眠の質がいいそうである。

釣りを長時間して、
へとへとになったりした時、稀にではあるが、
一度も起きないということもある。
どうやら、日中の活動が激しい場合、
バソプレシンという抗利尿ホルモンの働きが良くなって、
朝まで熟睡できるらしい。

高齢になると、疲労困憊するほど動けないし、
無理して活動すると、他の重大な病になることもある。
年相応の仕事をするのが良いのだが、
それだと、ホルモンの働きは低下するので、
夜中に一度起きるくらいは仕方ない。

良き睡眠は、楽園生活には欠かせない。
したがって、夜中に一度起きるという前提で、
いい眠りをする為には、
二度寝をしっかりするということが大切になる。

4、5時間で一度起きるのだが、
その後は、レム睡眠といって、
脳は活動していて、身体は休んでいる状態が増える。
その眠りを2、3時間取れればOKだ。

二度寝は、脳を起床に備えて活動レベルを上げるが、
身体は休んで、疲労を取り除いているので、
気持ち良く、すっきりと起きることができる。

とはいえ、脳は活発なのにもう一度寝るのは、
意外に難しいものだ。
それでも、無理をしてでも布団に包まって居ると、
大抵の場合、うとうとしてくる。

あっ!と、慌てて目を覚ましたら、
約束の時間まであと僅かだったということもあるが、
何より、熟睡したという感覚が気持ちいい。



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