回遊性のヒラマサ

ジギングでヒラマサをよく釣っていました。
大物に瀬ズレで切られたこともしばしばありました。
ブリと違って、根につっこんでいくからです。
だから、細仕掛けのタイラバでは
中型でも、太刀打ちできないだろう。
そういう認識が私にはありました。

2013年2月にヒラマサを2本上げました。
86cmと82cmで、たいした大きさではなかったのですが、
糸出しはヒラマサらしく、強烈で、
内、一本は、
スプールのラインが無くなりそうになるくらい、
糸が出されそうになりました。

掛けた付近は、けっこう瀬が荒いところでしたが、
瀬切れをされずに済みました。
あれ?瀬に突っ込まないヒラマサもいるのかな。
と、不思議に思いました。

一本を、刺身で食べてみました。
身が意外なくらい赤みを帯びていました。
季節にもよるのでしょうけど、
驚くほど、赤かったのです。
体型はブリと瓜二つで、
ああ、これは回遊性のヒラマサだろうなと思いました。
長い時間泳ぐ魚は、
赤筋が発達して身が赤くなります。
体もより流線型となります。

冬は、ヒキノウといって、
多くの漁船がルアーを引いて回りながら、
ブリやヒラマサを狙っています。

私が釣ったポイントの近くには、
居着きのヒラマサがいる瀬も連続してあります。
そこでも数回タイラバで、ヒラマサを掛けたのですが、
ほとんど瀬ズレで、一本も取れていないのです。
ジギングでは同サイズを数本取っています。

どうやら、居着きのヒラマサは、
仕掛けをかわす方法を知っているようです。
それに対して、回遊性のヒラマサは、
ブリのように、あまり根には突っ込まないのではないか。
だから、取れたのだろう。
なんだか、そのような気がしています。



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