返礼メール

「言いたきこと言わざるは腹ふくるるわざなり」とあるように、
他愛も無いことでも、いつも心のどこかに引っかかっていて、
落ち着かないことが多いのが人の常。
腹がふくれているというほどでもないが、
そういうことを述べさせてもらおうと思う。

ここ一週間で、数名の方からメールで質問をいただいた。
頻繁ではないが、時折メールが届くのはうれしいものだ。
できるだけ丁寧に返答して差し上げるのだが、
驚くべきことに、半数程度は、
その返答メールに対する返信が届かない。

質問メール→返答メール→返礼メール
というパターンが常識だと思っていたが、
どうやら、返礼メールを出さない人は、
メール→メールで終わりと勘違いしているらしい。
つまり、質問メールであろうと、
単なる挨拶メールであろうと、メールはメール。
一往復で終わり。なのだと。
だから、返答が気に入ってくれたかどうかすら分からず、
まことに、空しい。

タイラバの一番弟子の若者がいる。
実に礼儀正しく、心遣いも優れている。
彼とは月に一、二度程度タイラバを共にしているのだが、
手土産など持って来てくれるほか、
実釣の後は、お礼のメールを忘れずに送ってくれる。
こちらも気持ちがいいので、
家族を除いては、ついつい彼を優先してしまうのだ。

港でキャンプをされるKさんご夫婦も、
たいへん気持ちの良い方で、
先日は、時化気味の中、船酔いするKさんは乗れず、
奥さんだけ乗船いただいて、まったくのボウズだったにもかかわらず、
クルージングだけでも楽しかったと言われた。
後のお礼のメールも欠かされることはない。

この「鯛ラバ.net」にせよ、
経済的メリットはまったくない。
ないどころか、月々の料金を支払って運営を続けている。
言うまでもなく、ボランティア。

実釣研究の目的は大方、果たしたと思うので、
そろそろサイトを閉じようと考えていたが、
上述したような「いい人たち」から、
このサイトを毎日訪れてもらっているので、
こころよく続けていきたいと考えている。

「いい人」との付き合いほど、幸せなことはない。
まるで、大ダイがヒットした時のように・・・。



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