ゲスト釣行

2014年1月18日現在、
今年の釣行回数は6回、6÷18=3.333・・・と、
ちょうど3日に一度という、出船率の悪さ。
今年の冬将軍は特に強力で、
私の釣行に協力してくれるようなことはない。

おまけに、6回の内、4回はゲストを乗せての釣行だった。
釣り日誌には敢えてゲストのことは記していないが、
釣果に関しては、釣三丸(全体)でのものと考えていただきたい。
ゲストは、そのほとんどが、ごく親しい人々のみで、
和気藹々と釣りを共に楽しんでいる。

ゲスト釣行では、私自身の釣果はがくんと落ちる。
特に、大物が釣れることは珍しい。
単独釣行では、2回ともに大ダイを釣り上げることができたのだが、・・・。

理由はかんたんなことである。
まずは、前提として、ゲストは私と同じ、
釣三丸流タイラバ釣法に基づいて、
タックルも仕掛けも準備してもらっているということが大きい。
そうでないと、私の研究にはならないし、
釣三丸流での釣果とは言えなくなる。

タックルと仕掛けが同じで、
リトリーブのやり方や、やり取りも同じなら、
仕掛けを落とす回数が多い方が釣れる可能性は高いことは、
言うまでもないが、
操船し、エンジンを停め、ある程度船が落ち着いて、
私はタイラバを投入するようにしているので、
いつもゲストの後になる。マダイは、
最初に落ちてくるタイラバに反応する可能性が高いので、
後で落とす私のタイラバは不利になる。

ゲストが大物をヒットさせた時には、
釣りを止めて、補助や支援を行うので、
その間はリトリーブをしていない。
鈎を外して絞め、クーラーに入れてやることもする。

船の走行中、ゲストは仕掛けの点検や、交換をするが、
私は、船を停めたあと、鈎を磨いたりしているので、
リトリーブの時間はゲストの方が長い。
タイラバの釣果は、リトリーブの回数に比例する。

もう一つ、大きな理由は、
船は、真っ直ぐにポイントに入るのではなく、
やや斜めになった状態で流れ、
みよし(船首)からポイントに入っていくということだ。
したがって、とも(船尾)で釣っている私が、
最後にポイントへ到達することになる。

以上のことが、私の釣果が激減する理由なのだが、
このことは、度重なるゲストとの実釣で確かめてきたので、
まず、まちがいないだろう。

では、なぜ、ゲスト釣行をするのか。

それは、釣りはあくまでも、楽しみでやっているのであり、
タイラバというすばらしい釣法で、
大物が釣れるという喜びを伝えたいというのが、
いちばんの目的であるからだ。

気心の知れた親しい人々と、
風光明媚な絶好のフィールドで共に釣りをすることは、
大いなる楽しみでもある。

満足のいく結果でないこともある。
操船に全力を尽くし、
私が蓄えてきた実績あるポイントを回っても、
釣れないことだってある。
しかし、誰一人として不満を口にすることは無い。
小型マダイやメスのマダイのリリースにも、
こころよく、応じてくれている。
そのような礼儀正しくマナーのある人々と付き合うのは、
私の釣り人生にとって、貴重な財産にもなる。

釣りそのものに満足し、釣果をあげるためには、
単独釣行の方がいい。
釣果は二の次で、得難いプラスアルファを求めるなら、
ゲスト釣行がいい。
と、そのように考えている。

理想は、半々くらいだろうか。



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